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サムスン電子とサムスンディスプレイ、ARメガネ用LEDoSの開発は誰がするのか?

サムスン電子の半導体(DS)部門のARメガネ用LEDoSの開発に注目が集まっている。サムスン電子のDS部門は昨年、CSS(化合物半導体ソリューションズ)事業チーム内にマイクロLED専担部署を稼動中だが、サムスンディスプレイと事業主管選定において議論が絶えなかった。去る4月にも専担部署をサムスンディスプレイに移す案を検討したという。今年に入ってLEDoSの開発が本格化し、モバイル経験(MX)事業部とDS部門、そしてサムスンディスプレイの役割が明確になるとみられる。

業界の専門家によると、LEDoS基盤技術が先に完成段階に達したら、サムスンディスプレイが事業化を推進するのが効率的だという。LEDoS基盤技術が確保される時期は、来年半ばとされている。当分の間、大きな変化はなく、CSS事業チームのマイクロLED専担部署でCMOS Backplane技術とマイクロLED素子技術が開発されると見られる。

マイクロLED専担部署を率いるクォン・サンデク副社長は、システムLSI出身の回路専門家として知られている。専担部署内にはLED開発の専門家とディスプレイの専門家が多数在籍している。ARメガネの分野では台湾と中国が急成長を遂げているが、サムスンがより速い歩みを見せるかもしれない。

Joohan Kim, UBI Research Analyst(joohanus@ubiresearch.com)

▶XR用Micro-LED ディスプレイ技術レポート

QD-OLEDの新規発光構造であるQM2、サムスン電子の2023年向OLEDテレビに本格適用される

UBIリサーチがで最新発刊した「AMOLED製造工程報告書Ver.5」によると、QD-OLEDの新規発光構造であるQM2が2022年末から本格的に適用され、サムスン電子の2023年向OLEDテレビに適用されるものと予想される。

QD-OLEDのQM2発光構造、Source:AMOLED製造工程報告書Ver.5

QD-OLEDのQM2発光構造、Source:AMOLED製造工程報告書Ver.5

サムスンディスプレイで量産中のQD-OLEDは3つの青色発光層と1つの緑色発光層で構成されており、quantum dotとカラーフィルターを通じてRGB 3原色が表現される構造である。

2022年末までに量産されたQM1構造には緑色発光層にaETLとG’がなかったが、QM2構造からは全て適用されたことが確認された。 また、発光構造の変更周期も材料のリサイクルなどの理由で既存の1年から2年に長くなるものと見られる。

一方、サムスンディスプレイは従来の月30KのQD-OLED Capa.を2024年までに月45Kに拡張するものとみられる。 また、2023年からは55インチと65インチパネルの他にも49インチと77インチパネルも量産し、ラインナップをさらに拡大する計画だ。

▶ AMOLED Manufacturing Process Report Ver.5 のサンプルページ

サムソン電子、上半期中にQD-OLEDテレビで韓国市場進出

サムスンディスプレイがCES2023で展示した77インチQD-OLED TV

サムスンディスプレイがCES2023で展示した77インチQD-OLED TV

サムスン電子が2023年上半期に韓国にQD-OLEDテレビを発売する見通し。2013年以来10年ぶりの韓国内OLEDテレビ市場への再参入となる。

業界によると、サムソン電子が最近55インチOLEDテレビ(KQ55C95A)の電波認証を獲得した。 通常、認証取得後3ヵ月以内に製品発売が行われるため、上半期内に韓国市場に初めてお披露目するとみられる。 サムソン電子は、55インチに続き65インチ製品の電波認証も取得した後、55インチ製品と同時に韓国市場に出すものと予想される。

サムソン電子は昨年3月、55インチと65インチのQD-OLEDテレビを北米と欧州地域で発売した。 当時、QD-OLEDパネルの低い歩留まり率と収益性の問題などで韓国では発売されなかったが、昨年サムソンディスプレイのQD-OLEDパネル歩留まり率が90%に迫り、韓国発売議論が本格化した。 サムソン電子の55インチおよび65インチQD-OLEDテレビは、それぞれ2200ドルと3000ドルの価格で発売されたが、QD-OLEDパネルの歩留まり改善によりそれぞれ1450ドルと1800ドルまで価格が下がった。

サムソン電子は55インチと65インチのほか、米国ラスベガスで開催されたCES2023で初めて公開した77インチQD-OLEDテレビの発売も検討している。 サムソンディスプレイセット会社に足並みを合わせ、55インチと65インチのQD-OLEDパネルに引き続き、49インチと77インチのQD-OLEDパネルを生産し、QD-OLEDラインナップを多様化する計画だ。 サムソンディスプレイが使用する8.5世代(2200x2500mm)元帳でMMG(Multi model glass)工程を適用すれば、77インチパネル2枚と49インチパネル2枚、計4枚のパネル生産が可能である。

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[CES 2023] サムスン電子

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