ASUS ROG、LGディスプレイの第4世代White OLEDでゲーミングモニターの革新をリード
ASUSのゲーミングブランド「ROG」は、LGディスプレイの最新4世代white OLEDパネルを搭載した27インチのゲーミングモニター「ROG Swift OLED PG27AQWP-W」の発売を開始した。LGディスプレイは、実績あるテレビ用に確立された技術をモニター市場に拡大し、輝度と耐久性を高めてOLEDの弱点を補完している。世界トップ5のグローバルゲーミングモニター市場であるASUSは、この新型OLEDをROGシリーズに採用。プレミアムゲーミングモニター市場におけるOLED技術の普及をリードする重要な一歩となった。
ROG Swift OLED PG27AQWP-Wは、26.5インチQHD解像度、第4世代白色OLEDパネルを搭載し、デュアルモードをサポート:QHD時540Hz、HD時720Hz。応答速度は0.02msと非常に高速で、LGディスプレイの第4世代white OLED技術の採用により、高輝度効率と従来モデル比約60%長い寿命を実現。色表現力は25%向上し、最大輝度は従来モデル比15%向上している。

ASUS ROG Swift PG27AQWP-W と XG27AQDMG の比較(出典:ASUS)
第4世代white OLEDの構造は、青色発光層2層と赤色、緑色層を含む4層構成である。一方、第3世代white OLEDは、青色発光層2層に赤・緑・黄色の素子を1層に配置した3層構造で、マイクロレンズアレイ(Micro Lens Array(MLA))が適用されていた。第3世代OLEDを採用した「ROG Strix OLED XG27AQDMG」のピーク輝度(1.5% APL基準)は1,300nitレベルだったが、第4世代OLEDを搭載した今回の新モデルでは1,500nitまで向上し、より鮮明なHDR画質を実現している。

第3世代と第4世代 White OLED の構造比較(出典:LGディスプレイ)
LGディスプレイの第4世代OLEDは、ASUS以外にもLG電子の『UltraGear 27GX700A』ゲーミングモニターに最初に採用された。このモデルはフルWhite基準335nit、ピーク輝度1,500nitを達成し、新しいOLED技術の性能を実証した。LGディスプレイは、今回のASUS ROGモデルを皮切りに、第4世代white OLEDを様々なIT用モニター製品に拡大適用する計画だ。OLED TVで培ってきた技術力を基に、ゲーミングとクリエイティブ用途の両分野で新たなレベルの画質競争力を提示するという戦略だ。
UBIリサーチのハン・ハンウク副社長は、「LGディスプレイの第4世代OLEDは、TVで検証された技術をモニターに適用することで、ゲームとIT用ディスプレイ市場でもOLEDの普及速度をさらに高めることが期待される」とし、「特に、第4世代white OLED構造を通じた寿命の改善と高輝度実装は、ハイエンドゲーミングモニター市場の競争構図を変える重要な転換点になるだろう」と述べた。
Changwook Han, Executive Vice President/Analyst at UBI Research (cwhan@ubiresearch.com)






























































































